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家族や子育てについてのカタログ

『超スッキリ!アドラー心理学の勉強会で仲間に相談したこと。』

 

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☆片付けで子どもに学んでほしいこと。

先日、妻から、『子どもが片付けしない』『アドラーではどうするの?』という質問を受けた。それについて夫婦で考えている。その中で、「片づけをとおして何を学んでほしいのか?」ということについて、自分なりに考えたことがあった。

 

family-base-camp.hatenablog.jp

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まず、わが家は現在、5歳と3歳の子どもがいる4人家族だ。

それで例えば、おもちゃの片づけ。子どもがおもちゃで遊ぶと部屋の中がおもちゃでいっぱいになる。そうすると、おもちゃの片づけをしなければいけないのだが、それをどういう風にするかが問題であり、課題なのだと思う。

例えば、子どもが遊んだおもちゃを親が代わりに片づけてあげるとする。そうすると子どもは何を学ぶだろうか?おそらく、遊ぶだけ遊んで片付けはしなくてもいいということ。つまり、それは『したいことはするけどすべきことはしない。』ということだ。

この場合、したいことというのはおもちゃで遊びたいということだ。そして、すべきことというのは遊んだおもちゃは自分で片づけるというこでしょう。

したいこと=おもちゃで遊ぶこと

すべきこと=片づけること

『したいことだけはするけど、すべきことはしない』これは好ましくない態度だと思う。こういうことを親は子どもと一緒に教えていかなければいけないと感じている。

親はどういう風に、そのことを子どもに伝えるか?また、子どもは何からそれを学ぶのか?片付けか?洗い物か?

ところで、あなたの周りにもいませんか?

したいことだけして、すべきことはしていない人。

こういう大人にはならない方が望ましいと僕は思うのです。


☆「したいことをする。すべきこともする。」を学んでもらいたい。

自分がしたいことだけして、すべきことはしない。

これは、よくないことだと思う。

よくないというのは、子どもがこういうことを学ぶと、大人になったときに不便だと思う。それは、社会に出たときにも不便を感じると思うし、自分に家族ができたときにも不便だと思う。

不便というのはどういうことか?これは幸せを感じることができないということだ。つまりは、その方法では、会社であり、友達の輪であり、家族のなかであり、そのコミュニティに打ち解けることができないだろう。

自分がしたいことだけして、すべきことをしないという態度であれば、誰も仲間にはなってくれない。共同体に所属ができないということだ。

共同体に所属できないと、幸せになれない。

もう少し言うと、共同体に所属することで、幸せを与えてくれる。そう思っている。

それには、ルールを守って協力的に接することによって共同体に役立つことをして所属する。これが幸せへの近道だと思う。

人は究極的に誰もが幸せになりたいと思っている。そのためには、果たさなければならない責任がある。むしろ、その責任を果たしたときにだけ、幸せになる権利を得られるのだと思っている。

ここで大切なのは、責任が先にあり、権利は後から得られるということだ。

それは、この片付けということに関していえば、「片づける責任を果たした時に、遊ぶという権利を得られる」という風に子どもに学んでもらいたいと思っている。


☆この考えが競合的になっていないかアドラー仲間に点検してもらった。

「片づける責任を果たした時に、遊ぶという権利を得られる」

このことを、先日のアドラー心理学の学習会に参加したとき、アドラー仲間に聞いてもらった。

なぜ聞いてもらったか?というと、チェックをしてもらいたかったからだ。育児というのは、自分が独りよがりになってはいけない。自分の考え方を子どもなり、あるいは、配偶者に押し付けるのは競合的であると思う。

つまり、上下の関係なのだ。

アドラー心理学が目指すのは上下ではなくて横の関係だ。

片付けについて、今まで書いてきたようなことを、次の『家族会議。』の議題として取り上げてみんなで話すことが、果たしていいことなのかどうなのか?

これを点検してもらった。

結果的に、『家族会議。』で話し合ってみるべき内容だったようだ。僕自身もたぶん大丈夫だと思っていたが、確認してもらったことで、自分自身に勇気が持てた。

ただ、この議題を家族で話し合うときに、マイナスの感情を使って話すことは、望ましくないとアドバイスをもらった。

競合的か?協力的か?ということは、議題の内容というよりも、むしろ、家族で話すときの態度にあるようだ。

この点でもすごく勉強になった。

冷静に、論理的に話し合い、多数決で決めるよりも、全員の一致を目指す。

このような、協力的な雰囲気のもと、次回、『家族会議。』ができることが楽しみだ♪

野田俊作先生のアドラー心理学を勉強することで得られた、大きなご利益の一つが、僕には仲間がいるということだ。

何かあったら、仲間に相談できるし、僕も他の仲間のために協力したいと思っている。

子育ては一人じゃできないと僕は思う。やはり、共通の目標をもった仲間がいてくれた方が子どもにとっても、親にとってもいいことが多い。

子育てについて、夫婦で話し合い、仲間で話し合い、子どもとも話し合い、家族で話し合う。

そうやって、よりよい方向へ進んでいくことで、より幸せな家族になっていけるんだと思う。

これから、ますます、不安定な世の中になる。

だけど、何がっても大丈夫だ。

僕はそう思える。

先のことを考えると不安な気持ちになってしまう。

でも、この家族なら何があっても大丈夫。

どんなことがあってもきっとみんなで乗り越えていける。

 

僕はそう信じている。

 

ーおしまいー

*もしアドラー心理学に興味があればこちらの本を読んでみられてはいかがでしょうか?

 

勇気づけの方法 (アドラー心理学を語る4)

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性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)

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グループと瞑想 (アドラー心理学を語る2)

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劣等感と人間関係 (アドラー心理学を語る3)

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 また、現在は日本の各地でパセージというアドラー心理学の子育てに関する親の学習プログラムが実施されています。
HPでも告知されてる場合もありますので、アドラー心理学にご興味があれば、ぜひ探してみてくださいね~♪

アドラー心理学は実践の心理学です。一緒に学んでみませんか?