マイ・ファミリー総合カタログ

家族や子育てについてのカタログ

『夫婦で子育てについて話してますか?』

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☆妻よ、アドラー子育てについて語り合おうじゃないか☆

この間、妻から話が合った。「子どもの片づけについてどうするか?」という話だ。これについて妻と一緒に話し合う【夫婦会議】をおこなった。

さしあたって、妻が抱えている問題は「子どもが片づけをしてくれない」ということだ。これについてアドラーではどう考えるの?」ということだった。なので、「子どもが片づけをしてくれない」という課題を、共同の課題にして一緒に考えてみることにした。

 

ちなみに、僕の考えでは、夫婦間で子育てについての価値観が、必ずしも一致している必要はないと考えている。

僕はアドラー派だが、たとえば妻はフロイト派でも全然いいと思っている。

それと、アドラー心理学の『パセージ』では、「家族に宣伝しない」ということが推奨されている。なので、僕が妻に対して普段は「アドラーではこうする」という話はしない。ただ、今回は「アドラーではどう考えるの?」という質問があったので、一緒に考えることにした。

僕は、現在、アドラー心理学で子育てを実践中だ。今は子育てにとって非常にいい効果が出ていると思っている。その効果を妻も実感してくれているのかもしれない。だから、アドラー心理学ではどうするのか?』と聞いてきたと思っている。


☆妻よ、残念だが、他人を変えることはできないのだよ☆

「子どもが片づけをしてくれない」これはどの家庭も抱える課題だろうと思う。これについては、完全に『これが正解!』という答えはないと思う。これは、それぞれの家族が、それぞれの話し合いのもとに、『たぶんこれがいいんじゃないか?』ということを考え続けていくようになる。

それで、今回この『共同の課題』について『パセージテキスト』アドラー育児の歌』を教科書に使い、それに照らし合わせて、考えていくことにした。

それで、まず初めに、この言葉をパセージテキストより引用した。

『他人を変えることはできません。』

パセージには子育てに関するさまざまな提案がされている。それは提案であるので、命令ではない。つまり「〇○してみませんか?」のような柔らかい口調だ。ただ、パセージにこの部分だけは断定して書かれている。それが上記の『他人を変えることはできません。』という部分だ。

他人を変えることはできない。。。さて、どうしようかなぁ。


☆妻よ、大切なのは子どもが何をしてくれるか?じゃないんだ☆

妻から相談があった「子どもが片づけをしてくれない。」という問題に対し、アドラーパパからの提案として『他人を変えることはできません。』を出した。

妻は『えっ?じゃあどうするの?』と言った。そこでアドラーパパからの第2の提案としてアドラー育児の歌を使った。この歌の第一章を引用した。

 

どんな時でもプラスを見

学んでもらうことを決め

よい学び方を考えて

やさしくきっぱり育てましょう

 


これに沿って考えてみることにした。


☆妻よ、片付けしない子どものいいところってどんなとこだろう?☆

「片づけをしてくれない子どもたち」に対してアドラー育児の歌を当てはめて、一緒に夫婦会議をした。

まず、どんな時にそう感じるのだろうか?そのとき、例に出たのは「ご飯を食べた後、食器を流しまでもっていってくれず、そのまま別の部屋に行く」とのことだった。

それで、そのときに妻が取った行動は、洗い物はせずに、食器をそのまま放っておいたそうだ。

ここに、『どんな時でもプラスを見』という節を当てはめてみる。食べた食器を片付けない子ども。この状況のプラスの部分ってどんなところだろう?

 ≪追加更新2017.6.22 AM3:53≫

これを妻に聞いたら、「わからない。」とのことだった。この状況でのプラスの部分。例えば、こんなプラスの部分があると思う。

・食器を洗わなくてすんだ。

・水道代や、食器洗い洗剤の節約になった。

・食器はもってきてくれなかったけど、残さずきれいに食べてくれた。

こんな風に僕は思う。そう伝えると、妻は少し驚いたような表情だった。そして、少しだけ不満そうな雰囲気を出した。

そこで僕は妻にこういった。

「とりあえず、そう思ってみると気持ちが落ち着かない?」

気持ちを落ち着ける。これは、なるべくマイナスの感情で子育てをせず、できるだけプラスの感情で子どもと接するということだ。マイナスの部分を見るとマイナスの感情が起こるし、プラスの部分を見るとプラスの感情が起こる。

そして次に考えることは「学んでもらうことを決め」ということだ。この状況で言うと、自分がご飯を食べた食器をそのままにせず、流しまで食器を運ぶことで何を学んでほしいのか?

っと、実はこの日の夫婦会議はここまでしか話ができていない。そのあとに用事があり出かけることになっていたからだ。

だから、引き続きこのことは夫婦で考えてみたいと思っている。次の夫婦会議のテーマができてうれしく思う。

 

《続く》