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怒るは恥だがアドラーは役に立つ4

 

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みなさんこんばんは!
僕は、アドラー心理学を勉強しています。
アドラー心理学といっても、教える人によって
重点とするポイントが違うというということは前に書きました。
それで、僕は野田先生のアドラー心理学が大好きで
現在、勉強、実践中なのです。

野田先生のアドラー心理学は理論と実践を伴わないと学べないし
また、理論と実践を学ぶための環境も作っておられます。

もしご興味があればお住いの地域で開催されている
パセージを受講されてみてはいかがでしょうか?

今日のメニューです。

 

☆僕がアドラー心理学を好きになったわけ☆

僕は、アドラー心理学を育児に取り入れています。
僕がこのブログで、何度もお勧めしているパセージも
アドラー心理学を自分の子育てにどうやって取り入れていくか?

その提案がたくさんあるんです。

提案ということは、命令ではありません。

どういうことかというと

「○○をしてみませんか?」

というニュアンスなのです。

決して、○○するべきだッ!とか▽▽しなければならないッ!

という

脂ぎったおじさんが言いそうな言い方では書いていないんですね。

つまりは、提案なのです。絶対じゃありません。

ただ、パセージの中で、一つだけあることが断言されています。

それは何か?というと

「他人を変えることはできません。」

ということです。これははっきりと書かれています。

これは僕の大好きな言葉の一つであるとともに
アドラー心理学が大好きな理由なんですね!

人様を自分の思い通りにしようなんて

なんかケチくさいじゃないですか。

変わるのはいつだって自分のほうだ。

こう思って生きる人生って

僕は潔いって思うし
そういう風に生きることを僕は選んでいます。

アドラー心理学が好きっていうことは

言い換えると

そういう風に生きる今の自分が好きってことですね。


☆他人を変えようとすると不幸になる☆

みなさんは「心理学」っていうとどんなイメージがありますか?

僕は、野田先生のアドラー心理学を知るまでは

心理学というと

「他人を思い通りに動かすテクニック」

のように感じていました。

大変残念なことに、一部のアドラー心理学でも
「他人を思い通りの動かす」ための方法として伝えられているものもあるようです。

ですが、上でも書いたようにパセージでははっきりと

他人は変えることができない。

と書かれています。

あなたは、他人を変えることができると思いますか?

質問をもう少し変えてみると

他人を変えることであなたの幸せは手に入りますか?


例えば子どもを自分の思い通りに変えようとするとします

すると、「支配と服従」関係になっている可能性が高いと思うのです。

そして、服従するはずの子どもが
支配者である自分の気に入らないことをする。

だから従わせようとして罰を加える。

そうするとどうなるでしょう?

高い確率でいつか大きく反発されます。

その時に気づくわけです。

「これ以上支配できない。」

じゃあどうしますか?

 

「こんなはずじゃない。

 あの子さえ言うことを聞いてくれれば私は幸せだったのに。」

 

こんな風に思うでしょうか?

だけど、子どものほうは全く幸せを感じていなかったんですね。

ところで、これって幸せですか?

僕にとってこれは幸せの姿じゃありません。

だから他人を変えようとすることは
不幸へのらせん階段を下りて
暗い地下室へと足を進めているんだと思うんです。

☆本当に変えるべきは何か?☆

心理学って何のためにあるのでしょうか?

それは“幸せになるため”にあるんだと思うんです。

僕も、すべての心理学を知っているわけではありませんが
なぜ、心理学が研究されているかというと

つまるところは

人間がどうやって幸せになるか?

に集約されるのではないでしょうか?

幸せになるため

ということは

幸せじゃない不幸せな人がいるわけですね。

では不幸せな人はどうすればいいかというと

何かを変える必要があります。
そのままだとそのままです。

もう一度、野田先生のアドラー心理学で言うと

他人を変えることはできません。

では、何を変えるというのでしょうか?

答えは

自分自身です。

これが簡単なようで難しい。

なぜ、簡単なようで難しいか?というと

僕自身は

「完璧な理想の自分に変えようとするからだ」

と思うのです。

だけど、完璧な理想の自分なんていないですし
完璧じゃなくても、自分を変えることはできるはずです。

100%か?0%か?

完璧に変わるか?全く変わらないか?

ではなく

少しずつ変わればいいと思うんです。

そういう自分を認めてあげればいいんじゃないでしょうか?


☆最後に☆

アドラー心理学のHPで野田先生はこのようにおっしゃっています。

アドラー心理学が教えているもっとも大切なことは、まず、人間は不完全なままで幸福になれることです。そのためには人々のために自分にできることをするということを学ばなければなりません。そうして自分の周囲の人々が幸福になったときに、自分も幸福になれるのです。そのための理論(考え方)と技法(やり方)がアドラー心理学です。」

 

僕の修行はまだまだ続く。

 

大変参考になるリンク

 

アドラー心理学とは|日本アドラー心理学会(INDIVIDUAL PSYCHOLOGY)

アドラーギルド|Adler Guild

 

性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)

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