親父のいちばん長い休日。の話
☆子どもと3人で公園に行きました☆
昨日は僕と息子と娘の3人で、近くの公園にい行きました。天気もよかったからか、多くの家族連れでにぎわっていました。その公園は、あまり大きすぎず、かと言って小さすぎることもなく、ほどよい大きさなので気に入っています。
昨日は、カミさんはお友達とランチにいったので、僕が二人の子どもを連れて公園に行ったのです。それで、公園につくと、さっそく子どもたちは遊具で遊び始めたんですね。
☆息子、公園で保育園の友達と会うってよ。☆
公園に着いて遊び始めた子どもたちですが、息子の様子がなんだか変。何かに気づいた様子でした。それで、どこかに走っていったんです。おっと、と思って息子についていくことにしました。
そうすると、息子が向かった先には、同じぐらいの年齢の男の子が2人いたんです。それで、息子に聞いてみると、保育園のお友達だということでした。
そこから息子は男友達と3人で遊ぶことにしたようです。
☆息子、友達とお茶飲むってよ。☆
昨日は全国的にメッチャ暑かったですよね?なので、僕は家からちゃんと水筒をもっていっていたんです。息子の水筒と、娘の水筒。それぞれに氷とお茶お入れ、それぞれ持たせていました。
それで、遊んでいるあいだ、水筒2つは公園のベンチに置いていました。
ちなみに、うちの子どもたちの水筒は、どちらもコップタイプではなく、直接飲むタイプのものです。
公園についてから30分ぐらいたったでしょうか。僕は少し遠くの方から子どもたちの様子を見守っていたのですが、息子とお友達3人が水筒があるベンチの方に向かっていきました。
そのとき、僕は「あぁ、そりゃのどが渇くわな~。」と思ってその様子を離れたところから見ていました。
そのとき、事件は起きたのです。
☆事件は会議室でおきているんじゃない、公園で起きているんだッ!☆
息子とお友達。男3人が、水筒が置いてあるベンチの方に向かっていったのです。それで、大変暑かったせいか、息子はいそいで自分の水筒のふたを開け、お茶をガブガブと飲み始めました。
その様子を見て、「あぁ、いい飲みっぷりやなぁ~」と思っていたのです。
そして、次の瞬間、息子の友達の一人も、同じように水筒のお茶をガブガブ飲み始めたのです。
もちろん、娘の。。。
僕の大切な娘の。。。
その様子をみて僕はこう思ったのです。
「おぉぉーーーいぃぃ!!!お茶ッッッッ!娘のお茶ぁぁぁ!!!」
先ほども申し上げた通り、娘の水筒はコップタイプではなく、直接飲むタイプなのです。ということは、Indirect kiss 関節キッスじゃねぇかぁ~!
いや、まてよ、公園に来てから娘はまだお茶を飲んでいない。だから、今の状態は「関節キッス未遂の状態だ。」
そう思ったのです。
だけど、未遂の状態で終わらせなければ、関節キッスになってしまう。僕はこの関節キッス事件を何とか阻止しなければならない。そう思ったんです。
☆関節キッス未遂事件にどう対応するか?☆
あまりに突然の出来事に、僕はあっけにとられている中、息子とお友達2人はまたどこかに行って遊び始めました。
それで、僕は急いで事件現場に向かったのです。
まずは現場の状況を確認しました。関節キッス未遂犯人は、ここで娘の水筒に口をつけてお茶を飲んだ。そして、何事もなかったかのように、また遊びに行った。
ただ、起こってしまったことはしょうがない。問題は、このことを知らない娘が、「のどが渇いた~♪」といって自分の水筒のお茶を飲んでしまうこと。
その瞬間、事件は
関節キッス未遂から、関節キッス事件へと変わるのです。
これは何としても阻止しなければいけません。事件は未然に防ぐに越したことはありません。
僕は、自分に何ができるのか考えました。その結果思いついたのがこちらです。
1、娘の水筒を水道で洗う。
2、娘の水筒を隠して飲めないようにする。
①の方法は、決して、汚いとかいういみではなく、ただ父親として「関節キッス未遂を未遂で終わらせたい」という意味合いにおいてです。それで水道の水で水筒の飲み口を洗うことで、一度リセットされるというか、ゼロの状態に戻りますよね?
だから、関節キッスはなかったことになります。
ただ、これには問題がありました。実は先ほどから、関節キッス未遂犯のお母さんが、僕の方を見ているのです。だから、この状況で水筒を洗いに行くと、違った意味でとられやしないか?
そんなことを考えました。だから、この方法は却下。
②の方法は、娘の水筒を、僕が背負っているリュックの中に隠してしまい、水筒と娘の距離を話す方法。それで娘には、息子のお茶を飲んでもらうようにすればどうかと考えました。
しかし、この方法も無理がある。娘は自分の水筒を自分でもっえ歩いてきたので、自分の水筒がなくなったことを不思議に思い、おそらく「私の水筒は?私の水筒は?×100」としつこく聞いてくるだろう。
事件を未遂で終わらせるためには、あまりことを大げさにしない方がいい。
これは、事件解決の鉄則だ。だから、僕は警察ではなく、公安のように秘密裏に動かなければならないのだ。
だからこれも却下。
そろそろ、娘はのどが渇くころ、、、時間がない。。。。
☆父親として僕が取った行動☆
さてどうするか?関節キッスを未遂で終わらせるためにはどうすればいいのか。このまま僕は公安の父親として、だれにも知られず、この問題を解決するためにどうすればいいのか。
このまま、関節キッスを防ぐことができないのか。。。公安の父として自分の力のなさに失望した次の瞬間。
思いついたんです。防ぐ方法を。。。。
それは何かというと、
娘の水筒のお茶を、、、
俺も飲んでしまえぇぇぇ!!!
そうだ、僕も娘の水筒でお茶を飲むことで、どこの誰かも知らない男との関節キッスを防ぐことができるんです。
この方法しかない!そう思い、僕は比較的誰にも見られていない瞬間を見計らって、娘の水筒からお茶を飲みました。
ちょうどのども乾いていたので、ガブガブと飲みました。
そして、何事もなかったかのように、水筒をベンチに戻したのです。
☆こうして親父の長い休日は終わった。☆
僕は、関節キッス未遂を無事に未遂で終わらせることができたのです。僕が娘の水筒でお茶を飲んだことで、意図しない関節キッスを防ぐことができました!!!
あれから、のどが渇いた娘は、水筒からお茶を飲んでいました。ガブガブおいしそうにお茶を飲んでいました。
何も知らない娘は、お茶を飲んだ後、また元気に遊び始めました。
こうして、何事もなく平和に遊ぶことができたのです。
しかしまぁ、一瞬のことでしたが、すごく長い時間に感じました。
今までで一番長く感じた休日かもしれません。
娘を持つ一人の父親としてね。
ーおしまいー