マイ・ファミリー総合カタログ

家族や子育てについてのカタログ

発酵と思考9「発酵と子育てⅡ」

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今週の土曜日に、長男の卒園式がある。

いつの間にか卒園するようだ。

もちろん僕も、卒園式には出席する。

だけど、なんだかあっという間で実感がない。

まあ、僕が卒園するわけではないが。

長男は4歳から保育園に入った。

小さい保育園だから、周りのお友達は何年も同じクラスだ。

その輪の中に最初は入れず、戸惑った時期もあった。

そういう話を聞かせてくれた。

長男は、とても優しく、探求心があり、理論的なタイプだと思う。

一方、保育園円の雰囲気はというと、活発で、エネルギッシュな雰囲気。

最初はその雰囲気に圧倒されて、馴染めなかったようだ。

今でも100%馴染めているかと言えば、そうではないと思う。

いろいろ、つらい思いもしてきたそうだ。

そして、その話を聞いている僕もつらい気持ちになったことを覚えている。

だけど、考えてみる、僕自身はどうなのかと。

僕自身は100%今の会社に馴染めているのか?と。

そりゃ、考えが合わない人もいる。

理解に苦しむ言動の人もいる。

だけど、そういう中でこそ、「何か協力できる部分」を探す工夫はしているつもりだ。

子どもの世界だけがつらいのではない。

大人の世界だって変わらずつらいのだ。

残念ながら。

しかし、こんな風に考えてみる。

長男は保育園での集団生活を通して、

ワクチンを打ったのだ。

それは、大人になったときに、そういうつらい状況を

上手くかわしたり、または、ある程度は耐えられたり、

また、そういう状況を脱するために複数の選択肢を準備できたり。。。

そういうことができるためのワクチンを打ったのだと考える。

だから、長男には、社会に出たときに無防備ではない。

社会に対する予防接種を受けているから。

もちろん、これからも予防接種は受けなければいけないが。。。

 

長男は今週の土曜日に卒園式を迎える。

あたりまえのようで、あたりまえではないのだが、

僕も父親として初めて卒園を迎える。

もちろん、子どもが保育園に行くということも、初めての経験だった。

そして、長男もいろいろ経験してきたと思うが、同じように、僕もいろいろ考えることはあった。

父親として。

子ども自身が体験し、考えなければならない課題に対して、どう接するべきか?

この点にはすごく気を使った。

つまり、子どもの人生に、親である僕が勝手に入って助けてあげるわけにはいかない。

なぜならば、これは、子どもの人生なのだ。

立派な、立派な、子どもの人生だ。

その一歩はまだ小さいかもしれない

だけど、正真正銘、子どもが自分の足で歩いた足跡だ。

僕は、そんな長男を誇りに思うし、大好きだ。

これから先、小学校に上がっても、

たぶんいいことばかりではないと思う。

いいこともあり、つらいこともある。

だけど、どんな時でも、僕はあなたの味方です。


月並みだけど、いつか子育ては終わる。

大豆が発酵し、いつかは味噌になるように。

子ども辛いこと、楽しいこと、いろんなことを経験し、

いつかは大人になっていゆく。


あぁ、この瞬間が、幸せだ。

 

 

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