発酵と思考②「見えぬけれども・・・」
菌は目に見えない。
でもそこに確かに、ある。
現代人は、“見えるもの”しか信じなくなってしまった。
それが、現代人が抱える『不幸』を作り出しているのかもしれない。
昨日はそんなことを考えながら、自家製の豆乳ヨーグルトを食べた。
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“見えるもの”しか信じない。
ところで、現代人が信じる『見えるもの』って何だろう?
例えば、お金。
お金を信じている現代人はとても多い。
だけど、少し考えてみてほしい。
その、お金を信じて、幸せになったのだろうか?
確かに、お金を信じたおかげで裕福にはなっただろう。
だけど、『裕福』=『幸せ』ではない。と思う。
それと同じように、『苦労』=『不幸せ』でもない。と思う。
お金がないということは、確かに現代では生きづらい。
生きづらいということは、『苦労』すると思う。
でも、必ずしも、『苦労』が『不幸せ』を作っているのではない、と思う。
今日はそんなことを考えながら、自家製の豆乳ヨーグルトを食べた。
食べながら、ふと、こんな詩を思い出した。
金子みすゞさんの『星とたんぽぽ』という詩だ。
『星とたんぽぽ』
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
『見えるものしか信じない世界』と『見えないものも信じる世界』
果たして、どちらがより幸せな世界を作るのだろうか?
見えぬものは、ないんだよ。
見えぬけれども、あるんだよ。