以心伝心は家族を息苦しくする。話。
みなさんは、家族に息苦しさを感じますか?
例えば、殺人事件の50%は家族間の怨恨で起きているそうです。
家族間の怨恨。
長年の恨みつらみ。
それがつもりにつもって殺人に結びついてしまうのですね。
家族間の息苦しさ。これっていったい何なのでしょう?
☆言葉にしてちゃんというということ。☆
家族のあいだで感じる息苦しさ。この正体っていったい何なのでしょう。
ところで、みなさんは、「以心伝心」っていう言葉好きですか?
日本人はこの言葉すきですよね?
ですが、僕はこの「以心伝心」神話こそが、家族を息苦しくしている諸悪の根源だと思うのです。
ちなみに、以心伝心の由来は禅語です
文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。▽もとは禅宗の語で、言葉や文字で表されない仏法の神髄を、師から弟子の心に伝えることを意味した。「心こころを以もって心こころに伝つたう」と訓読する。
家族の間でこの「以心伝心」を信じるとどうなるでしょう。
「俺の言いたいことがわからないのか?」
「私がこんなに思っているのになんでわからないの?」
夫婦の間であればこんな感じでしょうか。
ですが、人間に以心伝心の力はありません。心で思ったことを相手に伝える特殊能力ってないんです。
ではどうすればいいのか?
答えは簡単、「言葉でコミュニケーションをとりましょう」ということです。
人間には心で思ったことを相手に伝える能力はないんです。
そのかわりに、言葉という道具を発明しました。
言葉は道具です。
自分の思いを相手に理解してもらうため、または、相手の思いを理解するためのの道具。
この言葉という道具を使いこなして、家族間でのコミュニケーションを増やしたいですね。