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家族や子育てについてのカタログ

「私は泣いたことがない。。。(涙)」

僕は、映画やドラマを見て泣くということがほとんどありません。それは、やはりどこかリアリティがないというか、非現実的な感じがして、最終的には泣けないのです。感じ入ることはあるんですけどね。

そんな僕ですが、今朝がた、撮りためていたドラマ『コウノドリ』の1話~2話(観るの遅ッ!!!)を見て泣いている自分に気づきました(笑)

たしか深夜3時過ぎのことです。

 

 

 

 

 

☆なぜ、僕がコウノドリをみて泣いたのか?☆

例えば、ドラマでよくある内容で『いくつもの大恋愛の末にやっとのことで結ばれる男女の話』とかって、ドラマとしては泣ける内容になると思うのです。ですが、僕はそんなドラマや映画を見ても泣けないんです。つまり、「恋愛もの」というジャンルで僕は、"私は泣いたことがない"状態になるのです。

なぜならば、僕はそこまで大恋愛をした経験がないから。

ちなみに僕の恋愛履歴書は(誰も興味ない・・・)
高校の時に彼女ができて、それが現在の妻です。

 

以上!!!

 

それまでにもお付き合いみたいなことをした方はいらしたのですが、、、

女性としては妻しか知りません。どういう意味か、、、そういう意味です!

 

以上ッ!!!(笑)

 

ちなみに、だいぶ前に、会社の忘年会の2次会で、『僕は妻以外に女性を知らない』という話を上司にしたら

 

『・・・国立天然記念物だね。』

 

と言われたとことを思い出しました。

なので、今後このブログは

オオサンショウウオを見るような尊敬の目で見てくださいね!

要するに、全米が泣いた系の恋愛もので僕は泣けないということです。

じゃあ、どうしてコウノドリでは涙が出たのか?それは、自分と照らし合わせることができたるからだと思ったんですね。

☆出産に立ち会えた喜び☆

現在、僕は5歳と3歳の子どもがいます。そしてこれ幸いにも、二人ともの出産に立ち会えたんですね。

これはほんとにラッキーでした。

コウノドリを見ていると、あの時の感覚が昨日のことのようによみがえってきて、おかげさまで、母子ともに健康だったことにとても感謝しました。出産に立ち会ったといっても、男にできることはなく、妻の傍らに立ち、短い励ましの言葉とともに、妻をうちわであおぐことぐらいしかできませんでしたが・・・。

その一方で、妻は新しい命を生み出す、まさに『命のやりとり』をしていたんですよね。

ドラマ「コウノドリ」でもテーマになっていますが、出産に普通の出産はありません。みんなそれぞれが、不安になったり、実際に何かしらのトラブルが起きながら、それでも多くの人の力を借りて、子どもを生み落とすのだと思います。

コウノドリの中でも出てきますが、本当に『出産は奇跡』ですね。

実際に上の子が生まれた瞬間も、下の子が生まれた瞬間も、どちらも、何とも言えない安堵感というか、本当に無事に生まれてきてくれてよかったと思いました。

そして、生まれたばかりの子どもたちをみて、僕の中で『愛おしい』という感情が芽生えたのを感じました。

つまりそれは『自分の命にかえても守りたいもの』なのです。

そして、その『愛おしい』という感覚は、生まれたばかりの子どもだけでなく、

妻にたいしても、愛おしさを感じました。

こころから『ありがとう』という気持ちになったし、これから二人で頑張ろうと改めて思ったのでした。

そして、生まれたばかりの元気な産声とともに、僕は、こころのそこから流れてくる『やさしい涙』があふれました。

ドラマ『コウノドリ』を見ていると、こういう状況が、あたかも昨日のことのように思い出されて、涙が流れていました。

でも、客観的に考えてみると、

日も登らない、午前3時、34歳のおっさんの涙。

気持ち悪いですね。(笑)


オェェェェェ。。。(つわりじゃないですよ)

 

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☆初心忘れるべからず☆

ドラマ「コウノドリ」は僕にとって、"初心"を思い出させてくれるドラマだと感じます。

出産ってなんでしょう?

生まれてくる子どもの立場で考えてみると、それまでは、お腹の中にいたのが、産道をとおり、初めてこの世界に生まれてくる日。ということでしょう。

夫婦にとって出産とはなんでしょうか?

答えはいたってシンプルです。

それは

初めて父となり、初めて母となる。

その瞬間のことを言うのではないでしょうか。

ただ、父になってから5年もたつと、その時の感じを忘れてしまうことがあります。

人間はバカなもので、大切なことを忘れて生きるようになっているんです。

だけどいいんです。忘れてしまっても、また思い出せばいいじゃないですか。

そして、それもまた忘れるでしょう。

そしたら、また思い出せばいいんです。

僕にとっての初心を、あなたにとっての初心を。

ということで、最後に僕の大好きな詩を紹介して終わりにしたいと思います。
坂村真民という方の『あの時のことを』という詩です。

 

あっ、そういえば、補足ですが、今日のブログタイトルは『私は泣いたことがない』ですが、これは中森明菜さんの「飾りじゃないのよ涙は」という歌のフレーズです。


中森明菜 飾りじゃないのよ涙は

 

私は泣いたことはない。

 

いえいえ、泣いたはずですよ。

 

初めてこの世界に生まれ落ちた瞬間にはね~♪

 

 

『あの時のことを』 坂村真民

あの時のことを
お互い忘れまい
ふたりが
かたく誓いあった時のことを
ふかく喜びあった時のことを

思いあがった時は
いつも思い出そう
初めて父となり
初めて母となった
あの嬉し涙を

お互い
古くなってゆく袋に
新しいものを入れなおそう

おのれを失った時は
いつも語り合おう
慰めあい
悲しみあい
苦しみあい
二人で過ごしてきた
数々の日のことを

 

 

詩集 念ずれば花ひらく

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