「居場所。」
ふと疑問に思ったことがあります。それは、『セシルのもくろみ』というドラマを見ていてこんなセリフが出てきました。
『結婚して子どもができて産休・育休を取ったら、戻ったときに自分の居場所がなくなっているんじゃないか?と思った。』
というようなセリフです。(すいませんうろ覚えで。。。)
ちなみにこのドラマは、女性ファッション雑誌をめぐる、女性をメインとした人間模様が描かれます。
これについて思ったんですが、これって女性の方がよく言うと思うんです。たしかにそうかもしれません。それまで最前線で、キャリアウーマンとして働いてきた女性が、結婚→出産→育児を通して、仕事から離れると、いざ自分が仕事場に戻ったときにはそのポジション、つまり居場所はないかもしれません。
自分の居場所を失うから、子どもをあきらめた。
ドラマではそんなニュアンスで語られていました。
ちなみに、「セシルのもくろみ」すごくおもしろいですよ♪僕は好きです!
それで、自分の居場所がなくなってしまうからという話なんですが、ふと思ったのは、結婚→出産→育児を通して
お母さんになるのがあなたの居場所なんじゃないか?
と思ったわけです。
もちろん、女性は家庭に入るべきだ!なんて主張するわけではありません。だけど、結婚→出産→育児って居場所を失うみたいに語られていたんですが、むしろ、自分の居場所ができるんじゃないかと思ったんです。
だって、母親として、妻として、家族が必要としてくれるんじゃないでしょうか?
だから、結婚して母親になったら、居場所を失う。だから、子どもはあきらめたんじゃなくて
仕事という居場所を選んだ
ということだと思うんです。
仕事を選ぶキャリアウーマンがいいか、母親になることを選ぶのがいいか。どちらがいいかという話ではなくて、僕が言いたかったことは
母親になると居場所を失うのではない
ということをふと思ったのでした。
こういうと、女性の皆さんからこんな声が聞こえてきそうです。
「そんなこと、あんたが男だからいってられるのよッ!何にもわかってないんだからッ!」
おっと、では、最後にドライカースというアドラー心理学の重鎮の方のこんな言葉をご紹介します。
『私たちはすでに居場所をもっており、居場所を探す必要はない。』
大丈夫、キャリアウーマンでも、母親でも、あなたの居場所はそこにあります。
ーおしまいー