マイ・ファミリー総合カタログ

家族や子育てについてのカタログ

「子どもと妖怪の勉強をするよ!妖怪は人と人と仲良くさせる!」

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親と子どもが何か一つのテーマに沿って“一緒に学んでいく”ということは素敵なことだと思う。前から、子どもと何か一緒に学んでいきたいと思っていた。

しかし、これにはいろいろタイミングがある。

例えば、今年のに入って最初の方は“スポーツチャンバラ”に興味があった。それで、家の近所で教室を見つけたので、僕と息子で通ってみようということになっていた。

会場に練習日程を問い合わせて、いざ、その日時に出向いて行ったのだが、あいにく練習がなかったようで、誰も来ていなかった。

それで、次こそは!と意気込んでいたのだが、2回目も、練習がなかったようだった。2回足を運んで2回ともダメだったということは、おそらく、“今がタイミングじゃない”ということだと思うことにした。

それから、スポーツチャンバラにはいっていない。

 

そして時を経て、今年のゴールデンウィークに、鳥取県にある“水木しげるロード”に行った時のこと。そこで初めて妖怪検定というものがあることを知った。

この時は漠然と「へぇ~そんな検定があるんだ。」と思っていた。

そしてさらに時を経て、7月。妖怪検定を受けてみたい!という気持ちが高まっていった。それで、息子に聞いてみた。

「なぁなぁ、お父ちゃんと一緒に妖怪の勉強をせぇへん?」

すると息子は二つ返事で

「する!」

といった。

そして今日、妖怪検定のテキストが届いた。その名も「日本妖怪大全」である。

 

 

今日から、妖怪について父と息子でコツコツと勉強をしていきたいと思っている。

どういう風に勉強をしていくのか?は模索中だ。とりあえず、テキストの「日本妖怪大全」をベースにして学び、そこから僕が内容を分かりやすく息子に伝え、妖怪についての知識を一緒に深めていければいいかなぁ~と思っている。

息子も水木しげる先生の妖怪が大好きだ。それは僕も同じなので、妖怪という共通の話題を通して、一緒に学んでいけるということは楽しいことだと思っている。


☆僕が妖怪の勉強を通して息子に感じてほしいこと☆

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それで、妖怪検定自体は僕だけが受けようと思っている。さすがに5歳の息子に妖怪のお受験は過酷すぎる。

息子は検定とかは抜きにして、妖怪についての知識を深めてくれたらいいなぁと思っている。

つまり、僕の目的は妖怪検定に合格すること。息子の目的は妖怪について詳しくなることだ。

これがメインテーマ。

そして、この妖怪勉強会にはもう一つ、サブテーマを用意している。それは、僕が
妖怪の勉強をとおして息子に伝えたいメッセージでもある。それが何かと言うと、

「一緒に妖怪の勉強をできて嬉しい!」

ということである。

つまり、これが何を意味するのか?というと

息子に対して、父親である僕は仲間だと感じてほしい

ということだ。

ちなみに、アドラー心理学の子育てでは目標があり、1つは、私は能力がある。と感じれるように育てていくこと。もう一つは、人々は私の仲間だ。と感じれるように子育てにとりくむこと。

これが子育ての心理面の目標(パセージテキスト 1-L)である。

僕と息子が一緒に妖怪の勉強をすることで、「お父ちゃんは、一緒に勉強をしあえる仲間なんだ」ということを感じてくれればうれしく思う。

このことを、元AKBセンター前田敦子さん風に言えばこうなると思う。

 

『妖怪のことは嫌いになっても、お父ちゃんのことは嫌いにならないでください!


☆子育てこそ親と子どもが一緒に学んでいくということ。

今回は、たまたま、僕と息子の二人ともが興味があること、それが水木しげる先生の妖怪だった。

だけど、これは何も妖怪じゃなくてもいいと思っている。つまり、僕と息子の中で興味があることなら何でもいいのである。

だから、タイミングが合えばスポーツチャンバラでもいいし、クライミングにも興味がある。そして、発酵なんかにも興味があるので、このあたりのことで、一緒に学んでいけたら楽しいのではないか?と感じている。

もちろん、今後は息子だけではなく、家族みんなで何か共通の話題に取り組めたらすごくいいのではないかと思っている。

それで、思ったのだが、『子育て』ってそれ自体がまさに、親と子どもが一緒に学んでいくものではないかということだ。

子育ては、親が子どもに一方的に何かを教えるのではないと思っている。それは、親が絶対的に正しくて、子どもはいつだって間違った行動をするということではないということだ。

親だって不完全だし、子どもだって不完全だ。もちろん、親は大人なので、とれる責任が大きい分、できることが多い。なので、親はやってもいいけど、子どもはできないということはあり得る。

だけど、そういう違いは認めたうえで、大人と子どもは平等であり、対等なのである。

そうじゃないと『仲間』にはなれない。

仲間じゃないと、これから先何かあったときに援助ができないと思う。

だから、子育ての本質ってそこじゃないかと思っている。つまり、いかに親と子どもが仲間として協力し、課題を解決していくか?ということである。

それをするためには、もう一度言うが、親子は敵ではなく、親子が仲間じゃないと難しい。

今回は妖怪の勉強を親子で始めることになった。

これは、親と子どもの間に『妖怪』というものを間にはさんでコミュニケーションをしていくということだ。

それで、これはとても不思議なことなのだが、子どもと一緒に「妖怪」の話をすると、自然に「距離が縮まる」ということだ。

それは、物理的な距離と、心の距離の両方だ。

妖怪の話をしだすと、不思議とみんながより固まって話すようになる。そして、妖怪というものにたいして、何かこう、結束力のようなものが芽生えるのだ。

人は妖怪という得体のしれないものを話題にするとき、他の誰かと距離を縮めたくなる。

つまり、妖怪を通して仲良くなれるのだ。

これこそが、妖怪が持っている“妖力”なのかもしれない。

その妖力とは妖怪からのメッセージだ。

どういうメッセージか。それは、

 

「人間よ。仲良く暮らせよ。さもなければ、、、妖怪の世界へ連れて行くぞ!」

 

 

そうに違いない。

 

ーおしまいー