家族会議。~はてなブログ版~

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『絵本をただ読み聞かせているだけの人へ。』

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僕は比較的、子どもたちに絵本や本を読んであげる方だと思います。子どもたち自身も本が好きです。なので、「お父ちゃん、これ読んで!」と僕のところへ本を持ってきてくれることが多いです。

 

とくに、下の娘(3歳)は、絵本をよく持ってきてくれます。とても嬉しそうに持ってきてくれるので、僕も嬉しくなります。

最近は『読みメン』なんて言う言葉もチラホラきくことがあります。これは、育メンのなかのカテゴリーで「絵本の読み聞かせをするお父さん」のことらしいですね。

読み聞かせって素晴らしいと思います。子どもをお膝に座らせて、親子で一緒に絵本を読む。これって、子どもが小さいうちしかできないステキな体験だ!そう思っています。

ところで、みなさんは「おおきなかぶ」という絵本を知って、、、

 

 

知っとるわいッ!!!!

 

と食い気味で反応が返ってきそうですが(笑)

そう、皆さんご存知ですよね?

それでもちろん我が家にも「おおきなかぶ」はストックされています。そして、かなり人気をはくしておりました。一時期はこの「おおきなかぶ」ばかり持ってくることもありましたね。

そんな状況で、うちの妻がこんなことを言っていたのを今でも覚えています。

「この話ってただカブを引っこ抜くだけの話じゃん。何が面白いんだろう?」

僕はこの言葉を聞いて「なるほどなぁ~」と思いました。これってけっこう面白い問いかけだと思ったんです。

おおきなかぶのあらすじ

こちらは世界の名作絵本「おおきなかぶ」のあらす、、、、

 

知っとるわいなっ!!!!

 

という食い気味な方は読み飛ばしてくださいませ。

 

おじいさんは甘くて大きなかぶを作ろうと畑に種を蒔いて育てました。そうすると、1株の大きな大きなかぶができました。「うんとこしょ、どっこいしょ」 おじいさんはかぶを収穫しようとしましたが、大きすぎて一人では抜くことができません。そこでおじいさんはおばあさんを呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」 かぶをおじいさんが引っぱって、おじいさんをおばあさんが引っぱって、それでもかぶは抜けません。そこでおばあさんは孫娘を呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」 それでもかぶは抜けません。そこで孫娘はいぬを呼んできて、いぬはねこを呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ」「うんとこしょ、どっこいしょ」 かぶをおじいさんが、おじいさんをおばあさんが、おばあさんを孫娘が、孫娘をいぬが、いぬをねこが後ろから引っぱって、一列になって抜こうとしますが、それでもかぶは抜けません。それでいよいよ最後にはねこがねずみを呼んできて、手伝ってもらうことにしました。「うんとこしょ、どっこいしょ、うんとこしょ、どっこいしょ」 ───そうしてようやくかぶを抜くことができました。

byWikipediaより

 

確かに、あらすじだけでいうと「みんなで仲良くカブを抜いた」というだけの話です。この本が、子どもに人気なのはおそらく「うんとこしょ、どっこいしょ」のクダリだと思うんですね。

だから、大人の目でこの絵本をみると、ただ単に「カブをみんなで抜いた」だけの話に見えてしまうんですね。

例えば、カブを抜いた後、「みんなでおいしく料理をして食べた」みたいな描写があれば「めでたしめでたし」で終わることができ、結末としては絵本らしいと思います。

ですが、この「おおきなかぶ」は「カブが抜けたところで終わってしまう」んですね。

だから、妻が言っていることも分かります。確かにみんなでカブを抜いただけの話なので、何が面白いのか?と思ってしまうんですよね。

だけど、ちょっと考えてほしいのですが、この本って「カブをみんなで料理して食べる」ということよりも、もっと素晴らしいメッセージが隠れていると僕は気づいたんですね!

それを子どもたちに学んでほしいなぁと思っています。


この絵本から学んでほしいことは何か?

この「おおきなかぶ」ですが、ただ単に絵本を読み聞かせるだけだと、カブを抜いた話で終わってしまうと思うのです。だから、子どもからしたら「うんとこしょ、どっこいしょ」のクダリが好きという理由でこの絵本が好きなのですね。

そうではなくて、この「おおきなかぶ」を通して、著者のトルストイが伝えたかったメッセージって何でしょう?

みなさんはどう思いますか?

僕はこんな風に思ったんです。

「たとえ仲が悪くても、たとえ力が弱くても、みんなで協力すれば、幸せになれる。」

というメッセージに取れるんです。

どういうことか説明しますね!

まず、最初におじいさんがカブを抜こうとします。種をまき、ここまでのカブを大きくしてしまった責任がありますからね。肥料をやりすぎたんでしょうか?

それで、カブが抜けないので、今度はおばあさんを呼んできます。一般的に考えて、おばあさんは、おじいさんよりも、「力が弱い」ですよね?

おじいさんは、なぜ自分よりも力の強い人、たとえば、「村一番の怪力男」に協力を求めなかったのでしょう?

話はつづいて、おばあさんは、孫の女の子を呼んできます。これは、絵本の中の描写のイメージですが、孫の女の子はおばあさんよりも力が弱そうです。なぜかというと、おばあさんはかなりふくよかな体形をされているので、体重的にも、体の使い方的にも、おばあさんの方が力が強い感じがする絵の描き方です。

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それでも抜けないので、孫の女の子 → 犬 → 猫 という順に続いていきます。

ここも、面白いですね!女の子は自分よりも力の弱い犬を呼んでくる。そして、犬は自分よりも小さくて、しかも仲が悪いイメージの猫を呼んでくるんです。

そして、極め付けが、猫がネズミを呼んでくるんです!これが一番分かりやす、、、、、

 

だったら最初にそれを言えッ!!!

 

と食い気味で言われそうですが、そこは僕の文章力が弱かった。

ただ今、この本を読んでしっかり勉強しています。

 

武器としての書く技術 (中経出版)

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それで話を戻して、猫がネズミを呼んでくるんですよ?ありえますか?

猫とネズミは仲が悪いことで有名です。しかも、ネズミの力なんて微々たるものです。同じネコ科のチーターとかが来るならわかりますが、ネズミを呼ぶメリットって考えずラインですね。

だけど、そこがこの絵本の素晴らしいところ。

確かに、ネズミ一匹の力は弱いかもしれない。だけど、みんなで協力することで、自分たちよりもはるかに大きいカブを抜くことができる!

つまり、ネズミだってみんなの役に立つことができるんだ!ということだと思ったんです!

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僕が、この絵本をとおして子どもに学んでほしいこと。それは

「誰だってみんなの役にたつことができる」

ってことなんです!


そのためにはどうすればいいか?

じゃあ、それを学んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?もちろん、言葉で直接説明することが一番ストレートだと思います。ですが、ここで大切だと思うのは「答えを知ること」ではなく「自分なりに考えること」です。

そのためにどうすればいいでしょうか?

その一つの提案として、子どもに問いかけてみたらいいんだと思うんです。例えば

「最後はネズミさんが手伝いに来てくれたね?ネズミさんは一番小さくて力が弱いのに、どうしてカブが抜けたと思う?」

とか。

ここで重要なのはこちら側の答えを子どもに押し付けないこと」です。

大切なのは、子ども自身が、自分で考えて、何かを感じ取ることなんですから。

ちなみに、僕が3歳の娘に同じ質問をしたところ、娘はこのようにおっしゃられておりました。

 

「ネズミはチーズを食べるよ!」

 

関係あらへんがなッ!!!(笑)

 

今日、書いた内容をキャッチコピーでまとめてみる

 

絵本は文字ではなくメッセージを読め!

 


ーおしまいー

 

おおきなかぶ

おおきなかぶ