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アサドリのブログ92「未来の幸福な一日を選択する」

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おはよございます。
今朝は雨ですね。全国的に雨模様の天気なんでしょうか?明日は晴れるみたいです。日曜日は母の日なので晴れるといいですね。

デジカメの写真を整理していました。SDカードのデータをPCに入れました。今まで撮りにに撮りためていたので、まぁたくさんありますこと。

整理するのが大変です。

だけど、子どもが小さいときの写真なんかもたくさんあり、懐かしい思いがしながら整理しています。

写真を見ながら子どもの成長って早いなぁと思うのと同時に、なんてこのない日常の風景って大事だなぁって思ったんです。

何も特別じゃなくてもいい。

何気ない日常の何気ない瞬間こそが大切で、その積み重ねが幸せってことなんじゃないかと思うんです。

ところで、僕は、ほぼ毎日野田先生のアドラー心理学の本を読んでいます。野田先生のアドラー心理学が大好きですね。

それで、野田先生が書かれたアドラー心理学を語るシリーズ④「勇気づけの方法」の中でこんな文章があるんです。

野田先生の本はどれもステキで面白いのですが、その中の一つで、このページに目がとまりました。

少し長いですが、引用させていただきます。

 

このあいだちょっとしたグループ療法をやったときに、そこでこんなテーマを出しました。「未来のある日に、とても幸せな一日があって、その幸せな一日の日記を書いてください。あなただったらどんなことを書きますか。自分の幸福な一日のイメージを書いてください。」するとある人は、「何億円かの宝くじが当たって、その札束をもらったら、思ったよりずっしりと重くて、かばんに入れて、ああ重たいなと思いながら自分の家に帰った。そして、見ているだけではつまらないから、壁に貼った。マンションだから壁がそんなになくて、四五枚しか貼れなかった。どこかにご飯を食べに行こうと思って、一番高いフランス料理屋さんに行き、一番高い料理を食べた」と書いていました。
 でもこれは残念ながら幸福ではないんです。これは幸運です。

~中略~

 別の人のは、こんな風に書いてありました。「身体は健康だし、お天気はいいし、子どもたちは、とてもすくすく育っているし、会社の成績はとてもいいし、少し休暇でもとってハワイにでも遊びに行こうかと計画している。」これもね、幸福かどうか少し疑問がある。例えばこんな風に書けば幸福だと思います。「朝起きたら少し天気が悪いし、やや頭痛がするし、少し気分が悪いけれども、働いているうちに何とかなるだろうと思って、出勤した。そうすると、二、三〇分もするうちに、だんだんと楽になってきた。一日働いて家に帰ったら、快適であった。」

 完全に健康、家族は完全に幸せ、完全に安定・・・・。これは死んでいると思う。完成してストップしてしまっているから、これで終わりです。これ以上言うことはありませんという状態は死んでいると思う。生きているというのは、いろいろと変化があって、その翌日もその翌日も変わっていくということで、そういう状態がたぶん幸福だと思う。


「著名:勇気づけの方法 P175-176より」

 何気ない毎日の中にいると、子どもの成長って気づきにくいものです。でも、ある瞬間に、「あっ、大きくなったなぁ」って思うわけですね。

普段はなかなか見えづらくても、確実に成長している。変わり続けていると思うんです。

未来は、もしかすると、いいことばかりではないかもしれないし、もしかすると、悪いことばかりでもないかもしれない。だけど、どんなことがっても、幸せを選んでいけるんだと思う。

すべてが完ぺきではなく、思い通りにはいかないだろうけど、それでも、幸せを選んでいけるんだと僕は強く思っています。

今日は雨です。雨は降っているけど、妻と子どもたちは、元気に起きてきて、「おはよう。」と挨拶をかわしました。そして、今は隣の部屋で仲よくテレビを見ています。そして、もうすぐ、みんなで一緒に朝ご飯をみんなで食べます。

それでは、もうすぐパンが焼けるようです。

 

今日も幸せな一日を選択できますように。

 

勇気づけの方法 (アドラー心理学を語る4)

勇気づけの方法 (アドラー心理学を語る4)