ストレスに殺される前に知ってほしいこと。ーマインドフルな生活ー
ストレスで人は死ぬらしい。
昨年NHKの特集で2回にわたって放送された「キラーストレス」という放送を見た人も多いのではないだろうか?その中で「マインドフルネス」という言葉が取り上げられている。
シリーズ1
シリーズ2
マインドフルネスは、ストレスの低減に効果がある。これは、科学的に証明されているようだ。僕がマインドフルネスについて初めてしったのは、3年ほどまえだとおもう。今でもそうだが、僕は瞑想とかボディーワークといったことにとても興味がある。
それで、具体的にマインドフルネスとは何をするのか?というと「何もしない」のである。僕たちはふだん、何かしていることのほうがほとんどだ。それに慣れてしまっているので「何もしない」ということは、簡単なようで難しい。
たとえば、これを見てくださっているあなた。あなたは、今、この文章を読んでいる。(読みにくくて申し訳ないが)文章、つまり、文字を読み、理解することを通じて、僕が発信するメッセージを受け取ろうしているということだ。
これって、考えてみるとすごくエネルギーが必要だ。
ただでさえ、読みにくい文章なのでなおのこと。
しかし、読みにくいかどうかは別として、文章を読み理解するということは、すごくエネルギーを使うことなのだ。しかし、普段はそうは思わない。なぜかというと、慣れてしまっているから。文章を読み、そして、エネルギーを使うことに慣れてしまっているのだ。
慣れるということはある意味で怖い。
慣れてしまうと、それが当たり前になってしまって気づかないことがある。
ストレスだってそうだ。
目に見えてストレスがかかっている状況が分かることってそうないのではないか?
ストレスは正確に数値化できるわけでもないし、目にはっきり見えるわけではない。
例えば、満員電車での通勤でどれぐらいストレスがかかっているか?これが自分でわかることって難しいと思う。
つまり、ストレスはストレスがかかる状況に慣れてしまうことで、慢性的にたまっていくのだと思う。
さて、マインドフルネスついての話に戻る。マインドフルネスは何をするのか?はい、何もしないんです。ということを書いた。
では、どうやって「何もしない」こと「する」のか?
僕がずっと読んでいるマインドフルネスの本より引用してみよう。
すべての行動を止める良い方法は、ほんの少しの間「ただ存在するモード」にシフトすることです。」自分のことを、永遠の傍観者だと考えてみてください。何かを変えようとせず、ただその瞬間を見つめてみてください。何が起こっていますか?どう感じますか?何が聞こえますか?
あなたが生きている間、急いでいるそのときに、ほんの少しの間だけ「意図的に死ぬこと」により、この瞬間に時間を手にするために自分を解放してあげることになるのです。今、この方法で、「死ぬ」ことにより、実のところあなたはより活動的になるのです。これが、止めることによって可能になることです。
マインドフルネスを始めたいあなたへ 毎日の生活でできる瞑想P11-P12
著者:ジョン・カバットジン
僕はこの「意図的に死ぬこと」を日常で取り入れている。そうすると、かなり落ち着いた自分になることができる。ストレスとは、浮ついた自分がひきおこしてしまう迷いなのかもしれない。
その迷いも習慣化すると危ない。キラーストレスとは、本人が気づかないうちにやってくる。そのストレスが原因でい死んでしまうかもしれない。
ストレスに殺される前に、マインドフル的に死んでみる。
つまり「意図的に死ぬこと」
僕はそちらをお勧めしたい。
マインドフルネスを始めたいあなたへ 毎日の生活でできる瞑想:Wherever You Go, There You Are
- 作者: ジョン・カバットジン,Jon Kabat-Zinn,田中麻里,松丸さとみ
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