マイ・ファミリー総合カタログ

家族や子育てについてのカタログ

アサドリのブログ25

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おはようございます。
今日からまた一週間が始まりますね。
今朝の電車は旅行バッグを持った若い人が多めです。
卒業旅行でしょうか?
若い旅行者たちには
学生時代の最後で素敵な想い出を作ってもらいたいですね~。

 

それで、思ったですが
僕は、自分の今までを振り返ってみて
本当に人に恵まれていると思っています。
小中学校、高校の時は
それぞれの時代に恩師と呼べる先生がいてくださりました。

 

学校を卒業しても
その時々で尊敬できる素晴らしい方々との出会いがあります。

それは、今もそうなんです。

会社でもそうだし
野田俊作先生のアドラー心理学に出会えたことも
大きいと思っています。

ところでみなさんはこんな言葉を知っていますか?

 

恩送り

 

僕はこの言葉に井上ひさしさんの本の中で出会いました。

これを知った時に

 

「あぁ、すごくいい言葉だなぁ~。」

 

と思ったんです。

どういう意味かというと

 

受けとったご恩をその人ではなく
他の誰かに送って返していく。

 

という意味だったと思います。
(手元に本がありませんので。すみません)

それで、少し考えてみると

 

子育てって恩送り

 

じゃないかと思うんです。

 

それはなぜか?というと

親である自分も子どもの頃は、両親はもちろんのこと
学校の先生や、社会人になってからも
いろんな方々の恩を受けて育っています。

いろんな人の恩を受けて
今の自分という人間ができているんだと思うんです。

それで、子育てって


今まで自分が受けた恩というものを
子ども達に伝えて行くことでもあるんじゃないか?

 

そんな風に思うんですよね。

もちろん、親孝行などの恩返しも必要だと思います。

でも、恩送りって僕は素敵だと思うんです。

 

自分が受けた恩を

他の誰かに繋いでいく。

 

例えば、駅伝って自分が受けたタスキを
次の選手に繋がないと
そこで途絶えてしまいますよね?

 

恩も同じだと思うんです。

 

せっかく受けとった恩というタスキを
自分のところで止めるのはもったいない。

また、恩というタスキを二人だけで繋いでいく
つまり恩返しというタスキの繋ぎ方だと
大した距離は走れませんよね?

 

恩はできるだけ広い範囲に
たくさんの人々に広がり、届ける方がいいんです。

 

もちろん、この話は子育てだけに限りません。

 

恩の送り方って子育てだけじゃなく
たくさんあると思うんです。

 

その人にあった恩送りを選べばいい。

 

通勤電車の中。

先ほどよりも
旅行バッグを持った若い人が増えたように思います。

卒業旅行。

どこまで行くのかは存じ上げないのですが

若い旅行者にはできるだけ遠くまで

 

自分の受けた恩を広げ,届けていく未来(たび)

 

に出てほしいものです。

そんなことを思いました。

 

今日も幸せな一日を選択できますように。

 

 

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

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