マイ・ファミリー総合カタログ

家族や子育てについてのカタログ

『15年先を見すえろ!僕はあえて手間がかかる子育てをする決心をした。』

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今週のお題「もしも魔法が使えたら」

 

☆インスタント子育て、やめませんか?

インスタント子育て。この言葉を知っているだろうか?もちろん知らないだろう。なぜなら、ワタシが今思いついたからだ。

 インスタント子育て。これは、食事にインスタント食品を食べさせて手軽に済ませようとする子育てのことではない。

食事のことではなくて、親の態度を言っている。

 親の態度がインスタントとはどういうことか?

例えば、子どもが遊んだおもちゃの片づけをしないとしよう。そのとき、親がとる行動ってどういうものがあるだろうか?おそらく、「いい加減に片づけなさいッ!」と怒り、強制的に片づけさせることだ。

まさに、瞬間湯沸かし器ティファールのごとく、一瞬で怒りという感情が沸点に達して、それを子どもに注いでしまう。

これは、カップラーメンを作るときと同じだ。ティファールでお湯を沸かし、注ぐ。そして、3分待つだけでできあがり。

お手軽インスタントである。

片付けの例でいうと、怒りという感情で、「片づけなさい!」と言うと、特に小さいこどもは言うことを聞くだろう。ということは、親からすれば、怒りという感情を使うと、簡単に子どもに言うことを聴かせることができる。

そういうわけだ。これは、時間も短く、しかも自分の思い通りに子どもをを動かすことができる。

これが、僕の言うインスタント育児である。


☆僕はじっくりコトコト煮込む系育児を選んだ。

つい先日、妻と子育てについて話し合った。内容は「片づけ」についてだ。

 

family-base-camp.hatenablog.jp

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そもそも、ことの発端は、妻から「子どもが片づけしない。アドラーだったらどう考える?」という相談を受けたことから始まった。

それで、結論的に、「片づけをするという責任を負うから、おもちゃで遊べる権利がある。」ということを、片付けを通して子どもたちに学んでもらうことにした。

夫婦間での話し合い、「夫婦会議。」では双方で合意に至った。

そのためには、まず、今度の「家族会議。」でこのことを取り上げ、家族みんなで話し合ってみるところから始まると。大人も子どもも一緒になり、一つのテーブルを囲んで話をする。そして全員の一致を目指す。

これが我が家の家族会議だ。

それで、考えてみると、これってすごく時間がかかる。

『インスタント子育て』と『じっくりコトコト煮込む系子育て』これは子どもの表面的な行動は同じだ。つまり、おもちゃの片づけをする。という行動をとるようになる。

しかし、両者は子ども自身が学んでいることが違う。つまり、すごくわかりやすく言うと、インスタント子育てだと、「怒られないとわかれば片付けをしない」だろうし「誰かに怒られるから片づける」のである。

一方、じっくりコトコト煮込む系育児は、「見られていなくても、片づけるようになる」という風なことだ。

なぜ片づけをしなければならないのか?この本質を学ぶようになるので、誰かに見られているのか、そうでないのかは、もはや関係がなくなる。

これは、片づけにかぎらず、いろんな面でこのような行動をとれるようになってくる。なぜならば「責任を果たすことで役にたち、自ら進んで行動すること」これを学ぶからである。」


☆子育ては常に15年先を見すえよう

子育てって、結局は「子どもを大人にするため」のものだと思っている。子どもは大きくなると大人になる。

これは至極あたりまえのことだ。

だが、果たして、そのあたりまえのことがでいているだろうか?

確かに、子どもは放っておいても大人になる。しかし、問題なのは「どんな大人になるのか?」ではないだろうか。

これまで話してきた「したいことはするけど、すべきことはしない。」というようでは、それは大人ではなく子どもだ。子どものまま大きくなってしまったのだ。

そうではなくて、「すべきことをちゃんとして、したいことをする」ということだと思う。これを片づけを通して学んでほしい。

これにはかなり時間がかかると思う。これを家族で話し合ったからといって、すぐにできるわけでもないだろう。

できる日もあれば、できない日もある。

それの繰り返しだろう。

ただ、できない日にインスタント子育てをするのではなく、そういうときこそ、じっくりコトコトと煮詰めていけばいいんだと思う。

そうやって、少しずつ、少しずつ、大人になっていけばいいんだ。

なにも、その場で完璧にできる必要はないんだ。

今、僕のこどもは5歳と3歳だ。

あせる必要はない。

15年後に、自分たちの力でできるようになっていればいい

そして、親のもとから巣立っていけばいい。

 

そういう風に願っています。

 

ーおしまいー